アームロック
24時間いつでも商品を購入できる自販機はとても便利である一方、犯罪(窃盗や損壊など)による被害も少なくありません。
「アームロック」は、自販機本体の側面または下部に取り付けることで、つり銭を狙って扉をこじ開けるといった強引な手口を防ぎます。
アウトロケーション
道路沿いや駐車場など、屋外に自販機を設置する場合を「アウトロケーション」と呼びます。
人通りの多い場所に設置すれば、その分購入者も増えてかなりの売上が見込めます。
その分天候に左右されたり、窃盗や損壊等の犯罪に遭う可能性もあります。
なお、屋内に自販機を設置する場合は「インロケーション」といいます。
アンカーボルト
アンカーボルトは、設置機器を固定するためのボルトです。
自販機の場合は、土台のコンクリートに固定することで、強風や災害時に自販機が倒れこんでしまうのを防ぎます。
アンカーボルトも種類があり、埋め込んだボルトを締めることで先が広がり抜けなくなるタイプや、ボルトをハンマーで叩くと外周部が膨らんで固定される打ち込みタイプ、化学反応を利用して固定する接着タイプがあります。
インロケーション
建物内のように屋内に自販機を設置する場合を「インロケーション」と呼びます。
室内のため、商品を買う顧客は固定されますが、天候によって売上が変動する心配はありません。
また、故障や窃盗による犯罪は、屋外に比べて格段に減ります。
なお、屋外に設置する場合は「アウトロケーション」といいます。
エコベンダー機能
エコベンダー機能とは、省エネ機能を備えた自販機のことです。
7月から9月の間は午前中に商品を冷やしこみ、電力の使用がピークになる午後に冷却運転を停止させることで、電気需要の抑制とCO2排出削減を図っています。
冷却運転を停止する時間は数時間ですが、その間は真空断熱材などによって適温に保たれるため、保温状態に影響はありません。
現在では、ほとんどの自販機にこのエコベンダー機能が搭載されています。